2018年6月30日土曜日

挿し木【冬の4節挿し】

挿し木【冬の4節挿し】

初心者の方でも基本を押さえれしば確実に活着させる方法だと思います。
もともとブドウなどの増殖に用いられている方法の様ですが
バラにも有効です。
また、冬の剪定枝が使えるので無駄も無いのが良いですね!

ただ、注意点ですが、根付いた場合、
自分の根が弱い品種は育たないかもしれません
そんな品種は、やはり接ぎ木をするのが基本になると思います。
どの品種が根が強いとかは、調べていないので私はわかりません、
試してガッテンでお願いしますね!


時期:
12月下旬~2月上旬(落葉時期であればOK)

用意するもの:
・かなり深めのプラスチック鉢
・鉢底網
・赤玉土の小粒
・割り箸
・新聞紙
・剪定ハサミ(良く切れる事)
・挿し穂
・プラスチック挿しラベル
・鉛筆(4Bなどが望ましい)

1.鉢の準備
かなり深めのプラスチック
(挿し穂の長さの2.5倍位の深さを考慮に入れて下さい。
発泡スチロールのトロ箱の底に穴を開けたものでもOK)
鉢の底穴に鉢底網を置いて
鉢の中に半分位になる様に赤玉土を入れ潅水して落ち着かせます。

2.挿し穂の準備
挿し木をしたいバラの枝を用意します。
ここで、今回は4節挿し(4芽)と言う事で、芽の部分を4つ残す様に
剪定ハサミで切って調整します。
節間が広い品種の場合は、3節(3芽)でもOKです!


3.挿し穴の準備
次に1.で用意した鉢に、割り箸を使って挿し穴を作って行きます。
挿し穂でそのまま挿してしまうと、切口が潰れてしまい
腐りの原因になるのでご注意下さい。


4.挿し穂を挿し穴に挿して行き、品種名をラベルに書いて挿す
この時、プラスチックラベルを鉛筆でしっかり書いて挿しておく事が大切です。
マジックだと1年で消えてしまうと思いますので、鉛筆を使う様にして下さい。
また、1鉢1品種が間違いを起こしにくいと思います。
根付いたけど名前を失ってしまったらバラが可愛そうですし、
ご質問等の時にバラの名前がわからないと
系統などが解らず、お答えできなくなってしまいます。


5.潅水
柔らかいシャワーで潅水をしてしっかりと落ち着かせます。
そして、挿し木の植えに新聞紙を2枚重ねでかけておきます。
潅水のポイントは、鉢底から水がしっかり出て来る事が重要で、
新聞紙は寒風避けと乾燥防止です。


6.置き場所と日々の管理
置き場所は、軒下などの雨が直接当らず
直射日光の当らない明るい日陰がベストです。
そして、たまに新聞紙をめくって土の表面が薄っすら乾いたなぁと思ったら
柔らかいシャワーで潅水をして、しっかり鉢底から水が出て来たらOK
また新聞紙をかけておいて下さい。
新聞紙は新芽が動き出したら外してしまいます。


7.その後
新芽が5㎝以上伸びれば既に発根していますが、
一年間は、有機肥料等を少し与えバラ保護活性液を散布して、
このまま育てます。
また、蕾は取るようにし、成長に重点を置きます。
そして、植替えは、冬の休眠時期に通常通りの方法で行います。

生育に関しては、どうしても接ぎ木よりも一年遅れると思ってください。
チャレンジしてみてね!



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