１．バラの冬・剪定時期
温帯地方・暖帯地方
１月２５日～２月１０日
寒冷地方
雪解け直後
バラの冬の剪定は、その場所で最も寒い時期に
行うのが原則となります。
温帯地方では、1月25日～2月10日辺り
暖帯地方でも同じ位で、葉がある場合は、
むしっちゃって下さい。
寒帯地方は、雪囲いを外したと同時に行う！
が基本となります。
ですから春ですね。
なぜ、その時期かと言いますと、
早い時期に剪定してしまい
暖かい日が続いてしまうと、
新たな新芽が出てしまう可能性があります。
そして、最も寒い時期が来て、新芽は枯れてしまう
春は、枯れた新芽の脇から芽が出ます
良い花は咲きにくくなってしまう
それを防ぐ為に、
最も寒い時期に剪定すると言う事です。
２．冬・剪定のやり方
まず、剪定ばさみを用意します。
良く、切れると言う事と、清潔である事
が大事です。
火を用いて消毒すると焼きいれが変わってしまうので
中性洗剤で良く洗ったり、消毒用アルコールで
拭き取れば消毒は十分です。
冬の剪定は、株全体のうち
ハイブリットティーは、
１／３強の高さまで、切り詰める
フロリバンダは、
１／２強～１／３弱の高さまで切り詰める
チャイナローズは、枝先を整理する程度
深く切ると一気に樹勢を失うケースが多いので
注意が必要です。
ガリカローズ
一季咲きの木バラ～半つるバラですが、
基本的に、フロリバンダと同等の剪定でも
春先には良く咲いてくれます。
チャイナローズ的な枝先の整理でも良いですが、
花が小さくなるので
私は、ガリカローズはしっかり剪定して作る事が多いです。
イングリッシュローズ・ロマンティカローズ
この系統は、オールドローズとモダンローズの
交配により生まれていますので、
様々な形状タイプ（木バラ・半ツルばら・ツルばら）
があります。
基本的に、木バラのタイプがフロリバンダと同じ
剪定の仕方をします。
また、半ツルタイプであっても
モダンローズの四季咲き性を強く受け継いでいますので
同じ様に強剪定しても、春先にしっかり咲いてくれます。
以下をご参考下さい。
★バラの形態と性質による冬の剪定と誘引について（概要）
→ http://roseadb.blogspot.com/2010/12/blog-post_2294.html
株全体に対しての剪定の大体の位置は、
下記の図を参考にして下さい。
（ハイブリットティーの剪定位置です）
次に剪定する位置の詳細ですが、下記の図の様になります。
ポイントとしては、バラの新芽は、葉の付け根にあり
その葉の付け根より上、５ｍｍの所で斜めに剪定します。
そして、新芽は葉の向いている方向に伸びていきますので
葉の向きが重なり合う方向で剪定をしてしまうと
伸びた枝が重なってしまいます。
全体から剪定の大体の位置が決まったら
その位置の辺りの、葉の向きを気をつけて
冬場だと葉が無いので
芽の位置を重ならない様に気をつけて
斜めに剪定してください。
結構、バラは間違って剪定しても
春先ちゃんと咲いてくれるので
安心して思い切って剪定してみてください。
バラの剪定で大事なのは、
剪定技術とか道具とかもありますが、
最も大切な事は
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切る勇気（笑）
です。
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